kikki's tech note

技術ブログです。UnityやSpine、MS、Javaなど技術色々について解説しています。

Google DomainsからCloud Domainsにドメインを移管しました

6月16日、週末のゆっくりとしていたときに、衝撃的なニュースが流れてきました。
事業でもよく利用されている、Google Domainsのサービスを終了するという速報です。

ドメインホスティングサービスを変更する決意をした経緯

私は、ネットニュースでGoogle Domainsがサービス終了し、別の事業者に売却されるとの情報を知りました。 www.itmedia.co.jp

売却先のSquarespace社は、Google Domainsと比べて、ドメインの取得・更新価格が2倍ほど違うとの情報もありました。 qiita.com

厳密な金額の精査はしていないものの、ネットニュースの発表で、以下の発表があることから、将来値上がりしていることは想像に難くありません。
ドメインの更新価格について、Squarespaceは事業の移転完了から少なくとも12カ月間は現在の価格を尊重するとしている。

またネット記事から、2023年後半の規制当局の承認が済み次第、移転を実行するとの文面もあることから、時間的猶予はあまりないと判断し、早急に別のドメインホスティングサービスを探し始めました。善は急げです。

Cloud Domainsに移管する

再びGoogleのサービスを選んだ理由

昔は、お名前.comを利用していました。しかしWEBのUIが使いづらいこと、またスパムメールのごとくメールや最近ではLINEでの通知が届く、ユーザビリティの悪さに辟易としていたため、再びお名前.comを利用する選択肢はありません。改めてGoogle Cloudのサービスを見ると、Google Domainsを重複する、Cloud Domainsがあったため、思案した結果、Cloud Domainsに一旦は移管して様子を見ることとしました。
選んだ決め手は、移管が円滑に行え、サービス終了を早急に決めないだろうとの判断*1からです。

移管の流れ

まずは、Cloud Domainsを利用するための事前準備として、以下のサイトからAPIの機能を有効化します。 https://console.cloud.google.com/apis/library/domains.googleapis.com

次に、Google Cloudのコンソールにログインし、 Cloud Domains から手続きを開始します。

google cloudのネットワークサービス

Cloud Domainsから、 ドメインをインポート を選択し、ドメインを選びインポートするだけです。非常に簡単な手続きで移管できます。

インポートコマンドがある!
簡単にGoogle Domainsからインポートできます

そして、Cloud DNSからDNSゾーンを作成します。

Cloud DNSを作成

ZONEの設定で、おなじみの以下のレコードを登録します。 - A - AAAA - MX

レコードを登録

最後に、Cloud Domainsに戻って、当該のドメインの「︙」を選択し、DNSの詳細から「Cloud DNSを使用する」を選択します。

ドメインDNSの設定を紐づけ

筆休め

Googleは過去にも、非常に人気があったRSSフィードリーダーである「Googleリーダー」やストリーミング音楽サービスである「Google Music」のサービスを急遽終了させるなど、顧客のことを一切顧みない行動が多くありました。今回はB2B向けにも利用されているサービスであったため、非常に驚きがありました。今回の一連の出来事を考えると、Googleに依存するより、AmazonMicrosoftに移管したほうがいいのではと考えさせられました。他に利用しているサービスで、Google Photoがサービスを終了させられると、移管作業に膨大な時間がかかるので戦々恐々としています。

以上、「Google DomainsからCloud Domainsにドメインを移管しました」でした。

*1:Google Cloud内の一サービスであることから、私の甘い観測で選択しました


※無断転載禁止 Copyright (C) kikkisnrdec All Rights Reserved.