AWSでWebサイト・アプリを構築する -RDSの設定調整編-
本章では、AWS(Amazon Web Services)でRDSサーバーにVPC外からアクセスするための手順を共有します。
はじめに
AWSでは、RDSへの接続はデフォルトとしてVPC内限定と、アクセス制限がかけられています。この設定のままだと、Webサービスを制作し運用するフェーズで、本番環境のデータの確認が大変です。そのため本章では、VPCの外部からRDSへ直接アクセスできるよう、RDS及びVPCの設定を変更します。
VPC外からのアクセス設定を調整
まず、RDSにアクセスできるIP・ポートを指定します。
- 「インバウンド」タブを選択
- 「編集」タブを選択
- 「ルールの追加」を選択
- 「ポート範囲」で「1433」を入力し、「送信元」で「マイIP」を選択
RDSの設定確認
次に、RDSの設定が正しいか、確認します。
ここでもし以下図の通り、「パブリックアクセス可能」で「いいえ」となっている場合、次節の対応を行います。
RDSの設定変更
RDSの設定を変更するために、新たにRDSを作成します。RDSを作成する背景として、AWSでは作成後に変更できないパラメータを調整する必要があるためです。
- 「DBインスタンスの起動」を選択
- 「パブリックアクセス可能」で「はい」を選択
これにて、SQL Server managenet studioで、VPCの外部からアクセスが可能となります。一度アクセスを試してみてください。
筆休め
本章では、開発・運用保守を円滑に行えるよう、RDSへ外部からアクセスできるよう調整を行いました。本来は、Beanstalkで作成時に調整する流れが円滑な手続きだと思われます。
以上、「AWSでWebサイト・アプリを構築する -RDSの設定調整編-」でした。