kikki's tech note

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AWSでWebサイト・アプリを構築する -RDSの設定調整編-

本章では、AWS(Amazon Web Services)でRDSサーバーにVPC外からアクセスするための手順を共有します。

はじめに

AWSでは、RDSへの接続はデフォルトとしてVPC内限定と、アクセス制限がかけられています。この設定のままだと、Webサービスを制作し運用するフェーズで、本番環境のデータの確認が大変です。そのため本章では、VPCの外部からRDSへ直接アクセスできるよう、RDS及びVPCの設定を変更します。

VPC外からのアクセス設定を調整

まず、RDSにアクセスできるIP・ポートを指定します。

  1. RDSの「インスタンス」を選択
  2. 該当のインスタンスを選択
  3. 「i」マークを選択
  4. セキュリティグループのリンクを選択

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  1. インバウンド」タブを選択
  2. 「編集」タブを選択
  3. 「ルールの追加」を選択
  4. 「ポート範囲」で「1433」を入力し、「送信元」で「マイIP」を選択

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  1. VPCから「アクション」の「DNSホスト名の編集」を選択
  2. DNSホスト名」で「はい」を選択
  3. 「保存」を選択

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RDSの設定確認

次に、RDSの設定が正しいか、確認します。

  1. RDSのインスタンスで「インスタンスの操作」を選択
  2. 「詳細を表示」を選択

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ここでもし以下図の通り、「パブリックアクセス可能」で「いいえ」となっている場合、次節の対応を行います。
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RDSの設定変更

RDSの設定を変更するために、新たにRDSを作成します。RDSを作成する背景として、AWSでは作成後に変更できないパラメータを調整する必要があるためです。

  1. 「DBインスタンスの起動」を選択

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  1. 「パブリックアクセス可能」で「はい」を選択

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これにて、SQL Server managenet studioで、VPCの外部からアクセスが可能となります。一度アクセスを試してみてください。

筆休め

本章では、開発・運用保守を円滑に行えるよう、RDSへ外部からアクセスできるよう調整を行いました。本来は、Beanstalkで作成時に調整する流れが円滑な手続きだと思われます。

以上、「AWSでWebサイト・アプリを構築する -RDSの設定調整編-」でした。


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