データベース・ユーザーをSQL Serverにスクリプトで作る
本章では、データベース・ユーザーをSQL Serverにスクリプトで作成する流れについて共有します。
はじめに
SQL Serverでは、データベースに対する操作をGUIである「SQL Server Management Studio」で操作ができます。ただGUIでの操作は、工数がかかるため、繰り返し実行する場合に適しません。そのためスクリプトを一つ用意しておくだけで、工数の削減ができます。
データベースの作成スクリプト
まずデータベースを準備します。検索で合致する条件は、アルファベットの大文字小文字を区別せず、アクセント記号がある文字は区別するです。
USE master; GO IF EXISTS ( SELECT NAME FROM sys.databases WHERE NAME = N'【データベース名】' ) BEGIN DROP DATABASE 【データベース名】 END CREATE DATABASE 【データベース名】 collate Japanese_CI_AS GO
ユーザーの作成スクリプト
次にユーザーを作成します。
IF EXISTS ( SELECT NAME FROM sys.server_principals WHERE NAME = N'【ユーザー名】' ) BEGIN DROP LOGIN 【ユーザー名】 END CREATE LOGIN 【ユーザー名】 WITH PASSWORD = '【パスワード】'; GO
データベースにユーザーを紐付け
そして最後に、ユーザーをデータベースに関連付けます。ここでは、データベースの読み書き取りの権限を付与します。
USE 【データベース名】; CREATE USER 【ユーザー名】 FOR LOGIN 【ユーザー名】; GO EXEC sp_addrolemember 'db_datareader', '【ユーザー名】' GO EXEC sp_addrolemember 'db_datawriter', '【ユーザー名】' GO
総括
開発環境では、テスト用データやパフォーマン検証のために、データベースを繰り返し作成する場合があるかと思います。その際に、環境からデータまで一貫してスクリプトで作成できると、楽になります。
以上、「データベース・ユーザーをSQL Serverにスクリプトで作成する」でした。