kikki's tech note

技術ブログです。UnityやSpine、MS、Javaなど技術色々について解説しています。

ゲームエフェクトでリッチなゲームコンテンツに

本章では、ゲームエフェクトを作るためのツールについて紹介します。

はじめに

ゲームに登場するエフェクトは、ゲームの迫力やリアリティを高める上で必須な要素となっています。ゲームエフェクトがあることで、爽快感や臨場感が生まれます。そしてゲームエフェクトは、以下の2種類に分類できます。

  • ポストエフェクト
  • パーティクルエフェクト

ポストエフェクトは、カメラによって映された映像に対する、映像効果です。ポストエフェクトの効果は、画面全体に作用します。パーティクルエフェクトは、イラストの素材や光を利用して作られる、オブジェクト効果です。パーティクルエフェクトは、人や物といった特定のものに対して作用します。

ゲームエフェクトツール

ポストエフェクトは、ゲームエンジン*1側で調整するケースが多いです。一方、パーティクルエフェクトは、専用のゲームエフェクトツールを利用するケースが多いです。ゲームエンジンでは、ツールと比較して、制作工数や汎用性、複雑性などの観点で劣るためです。しかし近年、ゲームエンジンもエフェクトツールの性能が向上しています。代表として、UnityにはShurikenがあり、Unreal EngineにはCascadeがあります。3dnchu.com

とはいえ、今後もし、ゲームエフェクトを突き詰めていくのであれば、機能が豊富で使いやすい専用のツールを使うべきです。

ツールの種類

エフェクトツールには、以下のツールがあります。

ツール 拡張性 開発規模 安定性 工数 価格 特徴
Maya Fluid 流体エフェクトに強く、各種プラグインを用いることで豊富な表現能力を兼ね備えている
Bishamon デザイナーやアーティストが容易に制作でき、モーショングラフィックスも行える*2
Houdini カスタマイズなしでパーティクルを高いレベルで表現できる*3
PopcornFX リアルタイムでパーティクルを編集できる
After Effects 価格・学習コスト少なく、手軽なエフェクトを制作できる

総括

ゲームのエフェクトを制作するツールは、多種多様にあります。プリプロダクションをしっかりと行い、プロジェクトに見合ったゲームエフェクトツールを利用して開発しましょう。

以上、「ゲームエフェクトツールの紹介」でした。


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