SlackサービスとTrelloサービスの連携でタスク起票を楽に! -ローカルインストール編-
本章では、SlackとTrelloの連携を図ってみたいと思います。(2015/08/24時点)
はじめに
チャットコミュニケーションツールには、以下の様なサービスがあります。
- Campfire
- ChatWork
- HipChat
- Slack
- Yammer
これらの中でも、Slackは、エンジニア界隈で非常に人気があります。人気がある理由として、他のサービスと連携し、チャットだけでなくBOTのような扱いができるという特徴があります。
他のサービスの例として、以下の様なサービスがあります。
Slack一つで、様々なサービスを使うことができるという特性を備えているため、他のサービスを直接見に行く必要がなくなります。
本章では、それらサービスの中でも、タスクを管理できるTrelloとSlackとを連携させてみたいと思います。
以降、連携に必要となるHubotのサービスのインストールについて解説します。
WEBサイトからインストール
まず、以下のソフトウェアをインストールします。
NPMを用いたインストール
hubotとcoffeescriptのインストール
hubotとcoffeescriptをインストールします。
sudo npm install -g hubot coffee-script
hubotが正しくインストールされたことを確認します。
hubot -v
yoとgenerator-hubotのインストール
yoとgenerator-hubotをインストールし、hubotを作成するフォルダを指定します。
sudo npm install -g yo generator-hubot mkdir -p trelloBot cd trelloBot yo hubot
インストール途中、以下の質問に答えていきます。
? Owner: 【ユーザ名】<【メールアドレス】> ? BotName: 【ボット名(trellobotなど)】 ? Description: bot for trello ? Bot adapter: slack
SlackAdapterのインストール
Hubotと連携させたいサービスのAdapterをインストールします。今回は、SlackのAdapterをインストールします。
npm install hubot-slack --save export HUBOT_ADAPTER=slack export HUBOT_SLACK_TOKEN=【SlackのToken】
※上記のTokenは、URL「https://【チーム名】.slack.com/services」から取得します。
テスト
ローカル環境
ローカル環境で正常に動作するか、確認します。
HUBOT_SLACK_TOKEN=【SlackのToken】 ./bin/hubot --adapter slack
上記コマンドを実行後、Slack上で「@【ボット名】 ping」と打つと、「PONG」が返ってくることを確認します。
筆休め
本章では、SlackサービスとTrelloを連携させるために、Hubotの設定準備を行いました。次章では、デプロイ作業を行っていきたいと思います。
以上、「SlackサービスとTrelloサービスの連携でタスク起票を楽に! -ローカルインストール編-」でした。