AWSでWebサイト・アプリを構築する -.NET編-
本章では、AWS(Amazon Web Services)で.NETのWebサイト・アプリをデプロイするための手順を共有します。なお本章は、前章までの続きになります。kikki.hatenablog.com
kikki.hatenablog.com
準備
ツールのインストール
AWSでは、VisualStudioから直接デプロイする仕組みが用意されています。以下サイトからそのツールをダウンロードしインストールしましょう。
AWS Toolkit for Visual Studio
ユーザーキー・トークンの取得
AWSへデプロイするためのアカウントのアクセスキーをAWSから取得します。
- IAMのユーザに遷移
- 「認証情報」の「アクセスキー」で「Create Access Key」を選択
VisualStudioでアカウントの設定
続いて、VisualStudioでAWSにデプロイできるよう、アカウントを登録設定します。
- 「AWS Explorer」を選択
- 「AWS Explorer」で新規作成ボタンを選択
- 一意となるプロファイルの名前を入力
- 上述で作成したアカウント情報を入力
- 「Account Number」はログインURLに含まれる番号です
- https://XXXXXXXXXXXX.signin.aws.amazon.com/console
- 「OK」を選択
これにて準備が整いました。
デプロイ
それでは、VisualStudio*1でデプロイ作業を進めます。
- 「Redeploy to an exisiting environment」から前章までで作成した任意のBeanstalkを選択
- 「Next」を選択
- プロジェクト情報を入力
- 「Next」を選択
- 「Deploy」を選択
デプロイ完了
デプロイに成功すると、以下のように、「出力」ログに成功ログが表示されます。
総括
本章では、AWSへ.NETアプリをデプロイする方法について共有しました。Azureにデプロイする時と同様、クリック数回ほどでデプロイできるため、非常に簡単です。昔筆者は、VPSにサーバーを構築してデプロイまで2,3日ほどかかっていました。今は、簡単な設定であれば数時間ほどで作業が終わるため、色々なWebアプリ・サイトを試すいい機会だと思います。
以上、「AWSでWebサイト・アプリを構築する -.NET編-」でした。
*1:なお筆者のVisualStudioのバージョンは2012です